第10便「胎内から老年期までの変化」

こんにちは。

成長とともに、腸にも変化があるのです。

~~今日の講義~~

第10便「胎内から老年期までの変化」

【胎内~誕生時】
胎内にいる赤ちゃんは、無菌状態。
生まれてくるときに、お母さんや周辺環境から
細菌を受け継ぐ。これを専門的に「汚染」と呼んでます。

【授乳期】
腸内ではビフィズス菌が圧倒的。
ビフィズス菌の好物ラクトース(乳糖)が母乳に含まれるため、
善玉菌の繁殖を促すためです。

【離乳期】
腸内環境が善玉菌優勢になるかの分かれ目が、離乳期である。
アトピー性皮膚炎は、2歳になるまでに発症しなければ、
その後発症することはないといわれている。
離乳期あたりまでに悪玉菌がいなければ大丈夫。
しかし、母親から悪玉菌を引き継いでしまった場合、
アトピー性皮膚炎の引き金になる可能性が大といわれている。

【成長期~成人期】
離乳期からいろんな食べ物を口にするようになると、
腸内細菌の種類が増加する。
悪玉菌や日和見菌の数が増えるため、
乳幼児に優勢であった善玉菌の勢力が弱まる。
その人が食べた物によって、腸はその人独自の
腸内環境をつくり上げていく。

【老年期】
腸管運動の低下、分泌物の変化、運動量の減少など
善玉菌が減少し、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増加する。

腸の働きが弱くなる

悪玉菌が増える

腸の腐敗が進む

体内に毒素が再吸収

更に腸の働きが弱る

この変化は一般的な話。
腸内環境は、年齢や環境、食べ物やストレスなどで
日々変化している。

心身ともに健康な毎日を送るために、
善玉菌を増やす生活を心がけましょう!


次回は、第11便「老化する若者の腸」です。
お楽しみに!
第10便「胎内から老年期までの変化」


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2009年02月02日at 12:20 │Posted by えいよう相談室スタッフ │Comments(0)UNcommunication!!
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